2008年10月11日土曜日

"Babywise"の本について

 赤ちゃんの眠りについて、これほど反響があるとは正直思っていなかった。コメントも頂いたり、メールも頂いたりと赤ちゃんの眠りや夜泣きについて思うところが多いのは、どの親も同じなのだろうと思う。また、意外と多くの方々が私のブログに目を通して下さっているということも知り驚きつつ、その方々に感謝したい。

 さて、この"On Becoming Babywise"という本だが、この本の理論や方法に賛否両論があることを知って頂きたい。実際私たち夫婦の身近な人達(家族や親戚、友人等)でも抵抗がある人達や難色を示す人達もいるようだ。なので、興味・関心をもった方は、あくまでも(様々な方法論の中の)一つの在り方というか方法論だと認識して読んだり実践して頂きたい。

 何故私がこの本をベースに実践したいと思ったかというと、大学時代にこの方法で育てられている子供達のベビーシッターをした時、非常に楽だったので驚いたことがきっかけだった。私の尊敬するMご夫妻の子供達だが、本当に手がかからず、夜、ご夫妻でデートのため外出した時、私は彼らの家で留守番をしていたのだが、2歳と生後数ヶ月の二人の乳幼児達は、いつもすやすや眠っていて、ほとんど起きる事なく眠っていた。起きても少し泣いてまたすぐ眠りについていた。当時の私にとってはとても衝撃的で不思議だったので、Mご夫妻に尋ねてみると、この本の話しをしてくれて、そういう風にトレーニングしたのだと教えてくれた。「へえ…」と思いつつ、いつか私も結婚して子供が生まれたらやってみたいな…と漠然とそう思っていた。

 ところが恵真ちゃんが生まれた頃は、その本のことがすっかり頭から抜けていて、私はラ・レーチェリーグ的なやり方で、恵真ちゃんを授乳した。ラ・レーチェのやり方も個人的には好きだったし、共感する点も多々あった。しかし、先日ブログにも書いたように、恵真ちゃんにとって夜通し眠れないというのがとても辛くなった時に、そして私も寝不足で何となく疲れた感じが抜けなかった時に、やっぱりBabywiseの本のやり方でやってみたいと思った。

 Mご夫妻がこの本をプレゼントして下さった時、かなりアメリカンな部分もあるので、全部鵜呑みにするのではなく、よく読んで夫婦で話し合って、どういう風に実践するか話し合ってみた方が良い…といったアドバイスをいただき、私たち夫婦もこの本を読み色々と話し合ってみた。

 この本で私たち夫婦が先ず一番大切だと思ったのは、生まれて来た子供は、既にある程度確立された夫婦の生活リズムへ仲間入りする、ということだった。赤ちゃんが生まれると、どうしても子供中心の生活になりやすいが、先ず夫婦の生活リズムや時間を大切にするよう心がける、ということだ。そしてその生活リズムに赤ちゃんも早く慣れることが出来るように「工夫」すること、知恵を絞るという作業が大切なのかなと思った。

 2時間半から3時間おきに授乳するようにスケジュールを組む、というのがこの本で紹介している基本的な方法なのだが、そうすると私自身や恵真ちゃんも日中の活動をしやすくなった。授乳→美信ちゃんをあやしたり少し遊ぶ時間→オムツを取り替える→静かな場所に寝かせてあげる→美信ちゃんが自主的に眠る…といったサイクルが確立されると、美信ちゃんが眠っている間に家事をしたり恵真ちゃんとの時間を充実させたりすることが出来るようになった。

 2時間半から3時間おきに授乳するスケジュールを始めて、約2ヶ月弱で美信ちゃんは夜7時頃から翌朝4時前後まで眠る様になって来た。つまり、夜10:00と夜中1:00の授乳をスキップするようになったのである。不思議なのだが、夜の睡眠時間が段々と長くなっていって、気がついたら翌朝4時頃まで眠っていた、ということが増えて来た。

 個人差はあると、この本にも書いてあるので、どういったトレーニングでどのように取り組むか、ということにもよるのだろうけれど、私たち夫婦は、この本をとおして、実践してみて、色々と学ぶ事が出来て感謝している。

1 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

本の紹介ありがとう!!図書館で借りれそうなので借りてみます。来年夏以降にカナダで会えるといいね。シカゴからトロントまで車で8時間ぐらいかな?楽しみしてます!!